スタッフ日記/ 2016年5月17日

シェア拡大だけが経営戦略ではありません

  2016/05/17    ブログ

みなさん、こんにちは。

蝦名事務所スタッフの郡司です。

今回のテーマは、「経営戦略」です。

皆さんは自動車メーカーの「マツダ」をご存知と思いますが、現在の世界の自動車市場でのマツダのシェアは2%ほど。各社が世界シェアを拡大しようとしのぎを削る中、マツダの役員は「シェア拡大を目指さない」と言い切っており、これも一つの経営戦略なのです。

「シェア拡大をめざさない=向上心がない」ということではなく、またシェアを取ることが企業の「目的」になることをリスクと考えているそうです。

たとえば、世間の動向に合わせて流行りの製品を出しても、価格競争に巻き込まれるリスクがあり、マツダも過去に大幅な値引き策をとった結果、ブランドを毀損し、安売り会社のイメージがつくという苦い経験があります。(私もそのようなイメージを持っていました。)
マツダはシェア拡大路線から離脱し、独自の道を歩み、既存の「2%」の顧客が心から満足するクルマづくりを進め、他社とは「違う」ブランドを築く方針を固めており、役員の一人が 「マツダ車に乗る5~6%の人たちが、少なくともクルマに乗っているときは、みんな幸せな人生を歩んでくれると。それが徐々に広まっていって、7%、8%と、そんな増え方がいいのかなと思っています」と語っています。
シェアが小さければ、環境変化の影響を受けにくく、トレンドに惑わされることなく、自ら信じる道を歩むことができる。
マツダには 「7つの鉄則」が示されています。「小さいことを恥じない」「ライバルすらも褒めまくる」「ブレない価値の基準を持つ」「相手が喜ぶことを常に優先する」「ほかの真似を決してしない」「熱意だけではダメ。交換条件を必ず用意する」「世の中の流れに簡単に乗らない」。ここからもマツダの確固たる「軸」をうかがえます。

この様に、企業にとって「競争」という経営戦略は必須ではないという事を、マツダは実践しています。

私たち士業事務所でも、「ピザの取り合い」と揶揄されるように、限られた顧客を取り合っている状況にあり、どこかがピザのピースを獲得すれば、その分どこかがピースを失います。そんな状況下でも独自路線で事務所の特色や得意分野を極め、マツダの様に1切れでも堅実にピースを獲得しているところもあります。

最後に、私はマツダ車を所有したことはありませんが、これからのクルマ選びはブランドイメージだけでなく、作り手側の想いやストーリーに触れてみると、自分に合ったクルマに出会えるかもしれませんね。

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