スタッフ日記

役員退職金の準備②

  2016/05/22    ブログ

みなさんこんにちは。蝦名事務所スタッフの郡司です。

今回のテーマは前回の「役員退職金の準備」の続きです。

前回、役員退職金の準備の一つに生命保険の活用があると書きましたが、上手に活用するとどうなるのか簡単な具体例を挙げてご説明いたします。

例えば、10年後に退職予定で退職金4,000万円を支給したいと考えた場合、年間保険料880万の逓増定期保険に加入したとします。

この場合、毎期保険料の半分の440万円が損金・残り半分は資産計上され、毎期の法人税の納税額が約120万円減少します。

これを毎期継続し、10年後に解約した場合には解約返戻金を約8,500万円受け取ることが出来ます。(この時、会社の経理上では資産計上してきた4,400万円を差し引いた4,100万円が益金に算入されます。)

この解約返戻金を原資に退職金4,000万円を支払うことができ、更に益金4,100万円があるため、退職金が損益に影響を及ぼして大きな赤字を出すことも無くなります。また、退職金を支払っても、まだ手元に4,500万円残ります。

10年間で見た場合、保険料の支払で8,800万円が社外にキャッシュアウトすることになりますが、法人税は1,200万円減額されますので、実質のキャッシュアウトは7,600万円と考えられます。

これは、10年後の退職金を10年かけて毎期経費にすると同時に支払い原資を蓄えたことになります。

細かいご説明は省略いたしますが、これが預貯金で積み立てようとした場合と比べて、30%の差が出るカラクリとなります。

ただし、会社が毎期利益が出ているかどうかによっても結果が変わってきますので、実際に保険の加入をご検討される場合には、事前にご相談下さい。

それでは。

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