みなさん、こんにちは。
札幌の税理士、社会保険労務士、行政書士 蝦名事務所の今です。
先週14日に平成30年度税制改正大綱が公表されました。
今回の改正は個人所得課税の見直しが多くされた印象を受けました。
①給与所得控除の見直し、②公的年金等控除の見直し、③基礎控除の見直しと
働き方の多様化への対応ということで①、②は控除額が10万円減額となり
③が控除額10万円増加となります。
給与所得控除や基礎控除等の見直しに伴い、配偶者控除や扶養控除などの
合計所得金額要件等も現行38万円以下から48万円以下と10万円増加となります。
上記は2020年から改正の予定です。
また、青色申告特別控除が65万→55万円に減額となります。
ただし、e-Taxを使用して申告すると現行の65万円の控除とするとなっております。
こちらも2020年からの改正予定となっています。
法人課税では、交際費等の損金不算入制度について2年延長や少額減価償却資産の取得
価額の損金算入の特例の適用期限も2年延長となりました。
その他のもので気になったものとして、
国際観光旅客税の創設・・・本邦からの出国には出国1回につき1,000円
適用時期は2019年1月7日以後の出国から適用する予定。
たばこ税の見直し・・・紙巻たばこが平成30年より4年間かけて1本当たり3円の増税。
加熱式たばこも5年間かけて段階的に増税。
134ページある税制改正大綱で気になった改正を取り出してみました。
今日はこの辺で。
それではまた。