銀行からいくら借りれる?
2023年4月7日
Aimパートナーズ総合会計事務所です。
税理士としてお客様に関与させていただいていると銀行融資の相談を数多く受けます。
法人設立後の口座開設や新規融資の申し込みなどご支援させていただく機会も多々あります。
そしてそこで質問されるのが「いくら借りれるでしょうか」というお話です。
この質問に関する回答は、画一的なものは難しいのですが・・・・・・・
業種、業態、社歴、経営者の人柄、過去の履歴、財務内容、最近の景況、担保状況、交渉力、銀行の考えなどが関係してきますのでズバっとお答えするのは非常に難しい質問です。
ですがポイントになる点について簡単にみていきましょう。
【目次】
◆ 銀行の判断ポイント
◆ 財務内容におけるポイント
◆ まとめ
◆ 銀行の判断ポイント
① メガバンクなのか地方銀行なのか
メガバンクは中小企業にドライです。
地方銀行は中小企業の融資の要であり信用金庫、信用組合もきめ細やかな対応がウリです。
② 自社の格付け
銀行から見て要注意先や要管理先になっているかも重要です。
特に過去にリスケジュールなどしている場合は格付けを悪くしてしまいます。
③ おおまかな審査ポイント
「使途」、「財源」、「保全」、「期間」、「レート」の5つです。
◆ 財務内容における審査ポイント
① 貸借対照表や損益計算書において粉飾はないか
債務超過になっていないか、売上債権は何か月分か、貸付や仮払が多すぎないか、関係会社への出資や貸付は多すぎないかなど
② 会社の売上と規模
黒字か、営業利益と経常利益はどうか、償却費と当期純利益で返済財源を確保できているか
③ 総合的な会社の安全性は問題ないか
自己資本比率、流動比率、当座比率、固定長期適合率などを見て会社の安全性が判断されます
④ 有利子負債の割合、残高はいくらか
売上に対して借入残高はどの程度か、全額返済まで何年かかるか、総資産に占める負債残高はどうか
などです。
◆ まとめ
原価高騰、コロナの余波、人出不足、DX対応などこの厳しい中小企業の経営環境において会社を潰さないために銀行融資のことはくわしく知っておかなければいけません。
銀行はどのような考えのもと動いているのか、決算書の数字をどのように見て融資審査をしているのか、これらを知っているかいないかではときに会社の明暗を分けることもあります。
先行きの見えない経済環境の中、会社を守り、従業員を守り、家族を守らなければならないという大きな責任を負っている経営者にとってぜひポイントを押さえておきましょう。
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