実態が無い会社
2023年8月9日
Aimパートナーズ総合会計事務所です。
「諸法無我」という言葉があります。
「すべての事象には、永遠不変の主体(我)がない」ということです。
コラムのタイトルからイメージするのはその実態がペーパーカンパニーや休眠会社等かと思いますが、ここではそういったことではなく、思想的な部分について考えてみましょう。
「会社とは何か」、と考えてみますと会社は会社という「それそのもの」は存在しません。
会社定款を作成し、発起人が登記申請をして登記を完了して会社設立は完了いたします。
法務局に登録され、登記簿謄本を取得できるようになり、様々な取引において権利義務の主体となることができます。
会社を起こした創業者がいて、社屋を建てる土地や資産があって、志を共にする仲間や従業員がいて、従業員や家族を支えるための給与制度や福利厚生があり、利益をもたらしてくれる様々なステークホルダーがいて・・・・・・。
しかし、「会社そのもの」は実態は存在せず、事業を成立させる歴史や環境、様々な出会いがあって、はじめて「会社」と呼べるのではないでしょうか。
「諸法無我」の考え方をビジネスに当てはめるならば、
「会社は組織を成立させるために多くの関りがあり、支えられて存在する。自社だけの利益を求めるのではなく、社会の中で共存共栄していく」
ことが本来の企業の在り方という考えにつながっていくものと思います。
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