36(サブロク)協定とは?!届出等わかりやすく解説
2023年8月16日
みなさんも「36(サブロク)協定」という言葉は耳にしたことがあるかもしれませんが、実際、36協定とはなにか、どうすれば良いのか等把握している方は多くはないかもしれません。
そこで今回は「36協定」について学んでいきましょう。
【目次】
・36協定とは
・時間外労働(残業)をさせるには36協定が必要
・一般条項と特別条項
・36協定の周知
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・36協定とは
労働基準法第36条に基づく時間外労働に関する労使協定のことで、通称「36(サブロク)協定」と呼ばれています。
企業が労働者に法定労働時間を超えて労働させる場合や、休日労働をさせる場合に、労働者と結ぶ取り決めのことです。
・時間外労働(残業)をさせるには36協定が必要
企業が時間外労働を指示する場合には事前に36協定を締結し、所轄の労働基準監督署へ届け出なければなりません。
・一般条項と特別条項
一般条項とは…
一般的な36協定のことで、一般条項を締結する場合、1週間あたり15時間、1ヶ月あたり45時間、1年あたり360時間までの時間外労働が認められています。
特別条項とは…
繁忙期などで臨時的に労働させる必要がある場合に限り、労働者に「月45時間・1年360時間」(=限度時間)を超える時間外労働をさせることを認める労使協定の条項です。
・36協定の周知
時間外労働・休日労働協定(36協定)については、就業規則やその他各種の労使協定と同様に、常時各作業場の見やすい場所へ備え付ける、書面を交付する等の方法により、労働者に周知する必要があります。
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いかがでしたでしょうか。
今回は36協定について学びましたが、押さえておきたいポイントですが
36協定の流れとして、「締結・届出・周知」が必要ということです。
36協定を作成したいがわからない、どのように届出すればいいかわからない等、36協定に関してのお悩みはこちらまでご連絡ください。