NISA(少額投資非課税制度)
2023年3月28日
Aimパートナーズ総合会計事務所です。
最近話題になることも多いNISAですが、どのようなものか確認したいと思います。
NISAの正式名称は「少額投資非課税制度」といい、銀行や証券会社に専用のNISA口座を開設し、投資で儲かった利益に対して税金を非課税にするといった制度です。
iDeCoとセットで紹介されることもありますが、全く異なるもので、誰でも上限額まで投資でき、いつでも売却可能で所得控除とは関係ないものになります。
【目次】
◆ 投資にかかる税金
◆ NISAの特徴
◆ 注意点
◆ 投資にかかる税金
通常、投資で売却益や配当などの儲けに対して20.315%の税金がかかります。
ところがNISAで取引すると利益から税金が引かれません。
◆ NISAの特徴
NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」がありますが現行法上はどちらかしか利用できず、一般的には「一般NISA」は株式投資で利用する方が多く、「つみたてNISA」は投資信託のみの扱いとなります。
① 一般NISA
毎年120万円まで取引することができ、5年間で最大600万円の投資額に対して税金はかかりません。
5年間の非課税期間が終了した後は、
・利益非課税で売却する
・特定口座などの課税口座へ自動的に移行
・ロールオーバーする(翌年の新たな非課税投資枠へ移管)
上記から選択することになります。
現行制度であれば最長10年まで非課税です。
② つみたてNISA
年間40万円を上限に最長で非課税期間20年間の積立投資ができます。
◆ 注意点
実は一般NISAは損してしまうこともあります。
値上がり時にはメリットが大きいですが、損失時には機能しないのが最大のデメリットといえるでしょう。
値下がりなどして評価損が出た場合、通常は損失を確定したくないために「塩漬け」にしがちですが、一般NISAの場合は5年ないしは10年で損をしていても売却して確定させなければなりません。
また、特定口座や一般口座で発生した利益と損益通算することもできません。
これらのリスクはあまり説明を聞きませんが、こういった可能性があることも考慮しておきましょう。
NISAはなかなか複雑でわかりにくい制度です。
メリット、デメリットをふまえて活用するようにしましょう。
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