Aimパートナーズ総合会計事務所です。

「人がもっとも成長するのはどんなときですか？」

そう尋ねられたら私は迷いなく「しんどい思いをしたとき」と答えます。

仕事で重大ミスを起こしてしまったときや、会社や取引先に莫大な損害を与えるような失敗をしてしまったときなどでしょうか。

そういった「修羅場体験」が人を成長させるのだと実感しています。

この「修羅場体験」は何も若手社員だけに必要なものだとは思いません。

ベテラン社員にとっても非常に重要です。

人は一定の現状に満足すると安心し、それ以上の成長や努力をしようとしなくなります。

「仕事のできない上司」、「部下がついてこない上司」の出来上がりです。

一方で、役職についてもさらなる試練の連続を乗り越えそれを避けずにこなしていくことで覚醒するベテラン社員もいます。

そのような「本物の上司」がリーダシップを発揮することで部下たちも徐々に変わっていきいい循環が生まれます。

覚醒する人もいる一方で、その困難から逃げ出す人もいます。

教育の問題、時代背景もありますが、さすがに何も下地が無い状態でハードな体験をさせたら心が折れてしまう社員が出ても不思議ではありません。

段階的にでも経験を積んでいくことで覚醒していってほしいものです。

 

中小企業経営者と経営幹部等の役職者ではしんどさが何万倍も違います。

頼れるものは自分自身のみですから、経営者はいくつもの修羅場体験を乗り越え、困難を克服する過程で覚醒、成長していくのでしょう。

しんどい体験は、人のさまざまな能力を覚醒させるきっかけになる。

これも人材教育を考えるうえで重要なポイントだと思います。

 

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