自利利他
2023年9月11日
Aimパートナーズ総合会計事務所です。
「自利利他」とは我々の加入するTKC全国会の基本理念です。
大乗仏教の経論には「自利利他」の語が頻繁に登場します。
その解釈にも諸説があります。
その中でTKC全国会飯塚初代会長は、「自利とは利他をいう」(最澄伝教大師伝)と解するのが最も正しいとおっしゃられています。
※ 下記は「TKC会報」2003年新年号の記事から抜粋
仏教哲学の精髄は「相即の論理」である。
般若心経は「色即是空」と説くが、それは「色」を滅して「空」に至るのではなく、「色そのままに空」であるという真理を表現している。
同様に「自利とは利他をいう」とは、「利他」のまっただ中で「自利」を覚知すること、すなわち「自利即利他」の意味である。
他の説のごとく「自利と、利他と」といった並列の関係ではない。
そう解すれば自利の「自」は、単に想念としての自己を指すものではないことが分かるだろう。
それは己の主体、すなわち主人公である。
また、利他の「他」もただ他社の意ではない。
己の五体はもちろん、眼耳鼻舌身意の「意」さえ含む一切の客体をいう。
世のため人のため、つまり会計人なら、職員や関与先、社会のために精進努力の生活に徹すること、それがそのまま自利すなわち本当の自分の喜びであり幸福なのだ。
そのような心境に立ち至り、かかる本物の人物となって社会と大衆に奉仕することができれば、人は心からの生き甲斐を感じるはずである。
この理念に則り、我々の行動指針及び規範が定められています。
仕事に追われ、基本理念を忘れそうになっても時より立ち返りたいと思います。
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