不適切会計
2024年2月8日
Aimパートナーズ総合会計事務所です。
不適切会計というとどのようなイメージをお持ちでしょうか。
まっ先に思いつくのが粉飾決算でしょう。
例えば赤字を出してしまった場合に、「今回の赤字決算を金融機関に知られてしまったら借入ができなくなってしまうかもしれない」という不安などから行うケースや、借入をスムーズに行うため「金融機関によく見られたい」というケースもあるでしょう。
やろうと思えば仕訳1本で5,000万円の赤字を5,000万円の黒字に変えることも可能です。
しかし、不適切会計の仕訳は簡単でもその後が大変です。
決算書の内訳書等それらを記載しなければならず、嘘で塗り固めなければいけなくなります。
具体的な損益計算書における不適切会計の例に関してご紹介します。
利益を過大に計上するには「売上(収益)を捏造するか」、「費用(損失)を少なく計上する」かという二つの方法しかありません。
簿記の原理上、不適切会計によって「虚偽の資産」を計上するか「負債の隠匿」を行う必要があります。
典型的な例としては、
① 棚卸資産を用いた在庫の水増し
② 売上債権を用いた架空売上の計上
③ 償却不足
④ 債務の未計上
⑤ 関連会社を利用した売上の循環
などです。
これらは結局は実在しない資産・負債に該当することとなります。
やはり普段から月次試算表を確認し、しっかりとした業績管理体制の下で計画的な経営を行い、決算月までに決算の着地点を検討していれば、無理な決算調整へと走ってしまうことはありません。
しっかり考える間もなく不安にかられて切羽詰まった状態で、何とか「今」を乗り切ろうと不適切会計に手を染めてしまいます。
ご留意を。
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