3月から保険料率が改定されます!!~変更点等を解説!~
2024年3月13日
先日、今年度の健康保険の料率が発表されました。
厚生年金保険の保険料率は、年金制度改正に基づき平成16年から段階的に引き上げられてきましたが、平成29年9月を最後に引上げが終了し、厚生年金保険料率は18.3%で固定されていて、変更はありませんでした。
今回はいわゆる「社会保険料」というものについて学んでいきたいと思います。
【目次】
・社会保険料とは?
・健康保険料の料率は?
・介護保険料の料率は?
・厚生年金保険料の料率は?
・料率が違うのはなぜ?
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・社会保険料とは?
社会保険料は広義の意味と狭義の意味とで含まれる保険料の種類が違います。ここでは社会保険料を狭義の意味の「健康保険料」「介護保険料」「厚生年金保険料」とします。
・健康保険料の料率は?
今回、協会けんぽの健康保険料の料率が発表されましたが、各都道府県で料率が異なります。
また、料率の上がり下がりもそれぞれ異なります。
北海道は昨年度が10.29%に対し、今年度は10.21%となっています。
その他の県についてはコチラ
・介護保険料の料率は?
介護保険料の料率は全国統一で1.60%となっています。
・厚生年金保険料の料率は?
厚生年金保険料の料率は上記の通り18.3%となっています。
・料率が違うのはなぜ?
健康保険料のみが都道府県ごとに違うのはなぜでしょうか。
それは都道府県単位保険料率が、都道府県ごとの年齢構成や所得水準等を調整したうえで、当該都道府県の加入者1人当たりの医療費に基づいて算出されているからです。
そのため、医療費を抑えたり、健康づくりの取組等で保険料の伸びを抑えることが出来るかもしれません。
詳しくはコチラ
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いかがでしたでしょうか。
毎年改定される保険料ですが、給与計算時の変更を忘れないようご注意ください。
また、3月賞与の場合は新料率での計算となりますのでご注意ください。
毎年決まった時期とはいえ、漏れのないようにすることは簡単ではありません。社会保険労務士法人Aimパートナーズでは給与計算代行業務もあるのでぜひこの機会にご連絡ください。