Aimパートナーズ総合会計事務所です。

役員からの借入金が多額となった場合で、かつ繰越欠損金が残っている場合に役員からの債務免除を行う場合があります。

その結果、債務の圧縮と純資産の部の改善につながりますが、下記に注意する必要があります。

①　贈与税の課税対象に

債務の圧縮と純資産の部の改善により自社株式の価額が増えますので、他の株主の所有する株式の価額も増加します。

この場合において同族会社の場合には債権放棄をした者から他の株主に対する贈与とみなされ贈与税の課税対象となります。

【債務免除に係るみなし贈与　相基通9-2（3）】

②　議事録作成

役員からの借入金の免除があったことに対して、取締役全員の同意を得たうえで取締役会議事録を作成する必要があります。

実際に開催し、同意があったことを明確にするために記録として残す必要があります。

 

上記①は視点が抜けがちですのでご注意を。

 

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