令和5年度の査察事案
2024年9月6日
Aimパートナーズ総合会計事務所です。
国税庁がまとめた令和5年度(R5.4~6.3)の査察の概要によると、101件を検察へ告発、告発事案に係る脱税総額は89億円とのことです。
査察調査は154件着手し、告発率は66.9%となります。
告発分の1件当たり脱税額は8,800万円となっています。
また、不正受還付事案は16件を告発、未遂を含めた不正受還付額は4億5,400万円となっています。
無申告事案も16件を告発、このうち単純無申告ほ脱犯は6件とのことです。
脱税によって得た不正資金の多くは、現金、預貯金として留保されていましたが、高級車の購入、有価証券等への投資、暗号資産の購入、競馬や海外カジノ等のギャンブル、飲食等の関係者との遊興費など脱税者が数千万円規模の費消をしていた事例もあったとのこと。
不正資金の隠匿場所は様々で、小屋や事務所の天井裏、階段下の収納、蔵に置かれた木箱、銀行の貸金庫の中に現金を隠していた事例もあったとのこと。
告発後は、一審判決は83件。
その全てに有罪判決が出されています。
さらに、そのうち9人に実刑判決が出されています。
懲役月数は15.6月、罰金額は1,500万円。
実刑判決で最も重かったのは懲役4年、他の犯罪と併合されたもの(詐欺、業務上横領、所得税法違反等の併合罪)で懲役6年となっています。
参考までに・・・・・
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