いいときも悪いときもフェア
2024年12月23日
Aimパートナーズ総合会計事務所です。
稲盛和夫著「稲盛和夫の実学経営と会計」からの抜粋ですが、下記、見事なやりとりだと思いました。
京セラが始めて株式を上場する際に、決算書監査の必要から会計士を紹介され両者が初めて会った時のエピソードが紹介されています。
【会計士】
監査をしている会計士に「このくらい負けてくれよ、このくらいはいいではないか、堅いことをいうな」というようなことを言う経営者がいます。
私はそういう人とは一切お付き合いしたくありません。
経営者はフェアでなければいけません。
正しいことを正しくやれる経営者でなければ私は監査の依頼をお受けしません。よろしいですか。
【稲盛氏】
結構です。私の生き方がそうなんですから。願ってもないことです。
【会計士】
みんなそう言うんです。今は会社の調子がいいから、そう言われるのです。
経営がおかしくなって調子が悪くなってくると、何とかせいと必ず言うようになります。
人間というのは、調子がいいときにはみんなフェアで、文句を言いません。
ところが、悪いときにもフェアであるかどうか。それを私が見抜かなければいかんのです。
【稲盛氏】
その点は約束しましょう。いいときだけにきれい事を言うんじゃなしに、悪いときでもあくまでフェアに。
それを私は守っていきます。信用してください。
経営者だけではありません。
我々税理士も、いいときも悪いときもフェアに、という誠実さが求められます。
独立性や公正性を保持し、利害関係者とは一線を画し専門家として誠実に職務を遂行しなければいけません。
やはり経営者としての実績に裏付けられた稲盛氏の言葉には相当の説得力を感じます。
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